「司馬防が次男、司馬懿、字は仲達と申します。曹丞相におかれましてはご機嫌麗しく……」



荘厳な造りの城。
艶やかな鎧に着物に装飾品。
己の存在にざわめく周囲。
突き刺さる様々な色の視線。

何れにも興味が湧かず、そのどれもが煩わしく、只々心持ちは冷めきっていて。
その時は己の未熟さに憤る気持ちと、手足の擦過傷だけが熱かった。















暗き冷檻、一条の















「黙らぬか、此の凡愚共めが!!」



 もう耐えられぬと思った時には、立ち上がって声を荒げていた。声変わりも済んでいない、自分の甲高い声が響き渡った途端、先程まで耳障りにも散々な陰口を叩いていた者達が一斉に口を噤む。ギリ、とありったけの怒りを込めて睨み付ければ、周囲が怯むのが手に取る様に解った。
 (自分が言うのもなんだが)こんな子供に恫喝されて怯む位ならば最初から言わねば良いものを、と頭の片隅でちらりと思う。怒りに呼応するようにずきりと痛んだ四肢の先を忌々しく感じて、この凡愚共め、と思わずもう一度小さく吐き捨ててもまだ怒りは収まらずに更に言い募った。



「此でも私は司馬家の者。無位無冠なれど其方らの下賤な蔑みを甘んじて受ける心算はない!!」



 そこまで言い切ると思考が一瞬冷めた。己が若輩者である以上、そして権力と金が渦巻く場にいる以上、妬みや蔑み、その様な者達がいる事は理解していた。その為父や兄と同じく仕官するのを良しとせず、拒み通そうと仮病までついていたのである。そう思ってしまえば斯様に瑣末な輩に拘るべきではない。
 ―――――それよりも、そもそもこんな場所に連れ出した悪の元凶がいるのだから。



「曹丞相!!」



 勢い良く正面の王座に視線を向けると、男は頬杖を付いていた。相変わらず寛容さを装った心底意地の悪そうな笑みを浮かべながら。あからさまに挑発を含んだその様に目の前が真っ赤になる。怒りに火照った躰は男のせいで付いた傷を炙り、痛みを更に酷くさせた。その痛みを振り切る様に、腹立たしさを正論を交えて吐き出した。



「私が官位と富貴が為に近づき貴公に媚び諂ったならばまだしも、礼を存ぜぬ人狩りの様に召し出しておいてあまつさえ侮辱させるとは何様の心算だ!!
 それでも貴殿は漢の重職を預かる身か!!」



 私の言に広間の人間が息を飲む気配がしたのが見なくとも分かる。先の言でさえ彼ら凡愚共に対して礼やら何やらを無視した暴言だと言うのに、あろう事かあの曹操を面と向かって糾弾し罵倒するなどと、命知らずも良いとこだとでも思われたのか。
 しかし此は紛れもない事実であった。あの男は仕官せよとの命を断っていた己の寝込みを襲い、さも罪人でもひっ捕らえるが如く縛り上げて連行した。その時についた、衣の下で今疼いている傷が何よりの証拠である。まともな人間の所行ではないし、こんな男が漢王朝の丞相として大人しく政をするとは到底思えない。



「……中々面白い事を言うな、司馬懿?
 礼を知らぬのは果たしてどちらの方だ?」

「少なくとも私の方では有りませんな。
 ……所詮は寒門の出、鼎の軽重を問うに忙しくてあまり礼を知らぬと見えまする。」



 平静を装っているらしいが、しれっとした口調で言い返すと、男の瞳が一瞬だけ怒りの為にあからさまにゆらりと燃えた。それでも尊大な態度は崩さないのは流石と言うべきか。しかし卑しい身分で何を偉そうに、とも心中で吐き捨てる。だがそうは言っても、幾ら自分が清流の、周王朝の時代から続く名門とて身分の低さでは差別をしているのではない。富貴や権力の為に宦官になった男の義理の孫であり、更にはそんな宦官の養子になってまで財産と命の保障が欲しかった卑しい男の息子だからこそ、そう思うのである。国が腐れば腐るほど宦官の力が強くなり国家を左右していくのは最早歴史の常とは言えど、清廉の士のままでいる矜持よりも欲と命の方を重んじるのは犬畜生も同然では無いか。



「っ貴様、殿に言いがかりをつけた上に侮辱するとは何事だ!!」

「子供だと思って黙っていれば……不敬罪であるぞ!!」



 男を睨みつけながらそんな事をつらつら考えていると、百官の列の中程からかけられた声に遮られた。
 声と同時に体格だけは良い、武官らしき男が一人、私の前へと躍り出た。それを機に、漸く先程より稍地位だけは高そうな文官や、頭の鈍そうな武官が口々に責め立て始めた。曰く、畏れ多いだの、世間知らずの子供の分際で、だのと。
 だが所詮は雑音。壇上の男に与えられた屈辱を思えば小鳥の囀りにしか聞こえない。ましてや数を頼みとする喧しいだけの者どもならば。



「言いがかり? 況してや侮辱だと?
 ならば何故あの男は、私が蔑みに晒されているのに気付いていながら咎めだてもせぬ?
 此を故意と言わずして何と言うのだ?
 四方や天下の曹丞相がそこらの文官の口も止めれぬとでも言うまいな?」



 顎で男の方をしゃくり、明らかな嘲りをこめて鼻で笑えば、相手は面白い程血相を変えた。私は子供で、その男の半分程度しか背が無かったが、良い大人で、しかも大男が容易くそんな子供の挑発に乗るとは滑稽以外の何者でもないと思う。



「此の童!! 先程から聞いておれば!!」



 いきり立つ武官が刃を閃かせ、腰に佩いた獲物を私の鼻先へと突きつけた。
 銀の刃は持ち主の武に逸る醜い姿とは裏腹に優美な曲線を持ち、柄から刃先へと冷たい光を走らせていた。男がその気になれば、きっと容易くこの美しさが私を殺すに違いない。私はその美しさに一瞬目を眇めた。しかし恐怖は微塵もなく、逆に自然と笑みがこみ上げてくる。
 私はこの時、死んでやろうと思っていたのだ。
 勿論これは自棄でも諦念の思いからでもない。単純に此の刃の美しさにならば最期を委ねたとて構わぬと思ったのだ。あの男への当てつけに死ぬのも馬鹿らしかったが、意に添まぬ召し出しで嫌な男に仕えていかなければならぬよりは断然良い。最初から此の待遇ならば、先は恐らく監獄の如し。情けを掛けられてただ生かされるよりは、一矢報いて潔く死んだ方が司馬家の者として、何より私らしい。
 眼前には、未だに私の前に立ちはだかる武官が剣を突きつけたままで、私の謝罪か涙、或いは恐怖の表情かを待っている。横目で周囲を盗み見れば、抜刀に腰を抜かさんばかりの意気地なしや殺せと言わんばかりの目つきの者、固唾を飲むだけの者、傍観を決め込む者ばかりがいて、その者等の余りの愚かさに辟易した。
 此処には愚者ばかり。勿論乱世の姦雄も、頭に血を上らせて顔を真っ赤にして忠義を誇示する男も、私にとっては嘲笑の対象にしか過ぎない。



「殺してみれば良い。
 ……その勇気が貴様の様な匹夫如きにあるのなら、な。」



 と武官にだけ聞こえる様に呟く。そうして笑みを嘲笑の形にあからさまに深めれば、武骨な手が握りしめられ、隆々と筋肉が盛り上がり血管の筋が著く現れる。それを目にして自然とまた笑みが深まっていく。
 ―――――これで良い。
 あの男からは、この馬鹿な武官が遮っているお陰で、わざとらしく嘲笑する私の顔は見えやしない。もし見られていたとしたら、このようなあてつけなど容易く気付き、仮令私を怒りのままに殺したいと思っていても止めるなり咎めるなりしただろう。決して殺させやしまい。しかし気付かないままであれば、名士の息子が一人くらい死んだ所でどうなる訳ではない、と思い続ける筈だ。



「さぁ、早く殺るが良い。
 どうした、貴様は子供も殺せぬ腰抜けか?」



 煽れば武官の目からは最後の理性が抜けて、憤怒一色に染まった。
 ―――――事、巧く成れり。
 これで漸く私の思惑に気付かなかった愚かさと、私を此処で殺した事の意味を後で存分に悔やます事が出来る。無理矢理召された子供が直後に殺されたと知って世は何と噂をするか。世の逸材は彼を仕えるに値する主と思うか。民の怖さも知らぬ愚かな男に私が血で教えてやろうではないか。
 巨大な獲物が鼻先から一反退く。銀の光を放ちながら刃が高く掲げられる。その先端が男の頭上で風を切った。そして今、私を裂く為に振り下ろされ……!



「剣を納めよ。我が父の御前なるぞ。」



 しかし期待していた瞬間はとうとう訪れてはくれなかった。
 静まり返る場を威圧的なしかし静謐を感じさせる声が裂き、何かが視界の端で動いたかと思うと景色が濃い青一色になる。同時に鈍い音が頭上をすり抜けていった。一瞬遅れて、眼前の蒼が蒼い披風(マント)だと気付いた。私の前に誰かが立ち塞がっていたのだ。
 まるで背に庇うかの様に。
 否、実際庇っていたと言うべきだろう。彼は双剣を交差させて、武官の剣を受け止めていたのだから。



「っしかし公子!!
 其奴は殿を」

「貴様、聞こえなかったのか?
 剣を納めよ……それとも我が命奪おうとでも?」



 武官は間に入った青年を『公子』と呼んだ。恐らくは曹操の息子の一人なのだろう。
 確かに彼の身なりは申し分なく良く、彼自身からも隠し切れぬ気品が滲み出ているのが一目瞭然であった。再び齎された青年の声は口調こそ尊大なものの穏やかな声をしている。彼自身とて武人が本職の男に比べると、華奢とは至極言い難いが多少細く体格も劣っている。だが不思議と底冷えする程の威力を放ち、屈強な男を怯ませていた。



「その様な事は決して……」

「下がれ。」



 尚も言い募る事に苛立った声が上がると、弾かれたかの様に慌ただしく金属が離れる音が立てられた。そして、獲物を仕舞うのもそこそこに騒がしく足音を立てながら列へ戻る姿が、手にした双剣をしまう青年の背中越しにちらりとだけ見えた。
 視界は未だ広い背中に遮られていて、壇上の視線から覆い隠されていた。



「父もお忙しい身。この辺で茶番は止めませんか。」

「儂に意見するか?」



 『公子』は父の面前だからか、少し丁寧な口調に切り替えながらも謁見を茶番と皮肉った。案の定、曹操から不機嫌さを隠しもせぬ応えが返ったが、意にも介さぬ様子で言葉を継ぐ。



「差し出がましい事を申し上げました。
 しかし此以上彼を貶め、果ては死に至らせれば父の名こそが傷つき、此の先の魏には優秀な人材が来なくなりましょう。
 恭順の意志を以て一度頭を垂れた者には、礼を以て遇するのが道理にも叶い、最も得策かと存じますが。」



 壇上の男は流石に乱世の姦雄と言われるだけはあり、短い言葉であってもそれは中々に凄まじい迫力を持ち、周囲は畏れを含んだ沈黙に包まれていた。
 にも拘わらず、意にも介さずに滔々と父を諫める此の公子は正に異質な存在に思えた。尚且つ私が死を以て狙った事も見通しているらしい事からして優秀な人物だとも。
 知らぬ内に感嘆の溜息が漏れた。



「……フン、珍しいな子桓。お前が庇い立てするとは。」



 苛立たしげな声に、公子は何も言わず只拱手をした。単なる無言の肯定なのか、答えたくは無いだけなのか、或いはその両方か。その心持ちは、公子の人となりをよく知らぬ上に表情も見えねば推し量る術はないが、その背と態度に何となく己と似た様な生き物の臭いが嗅ぎ取れる気がしないでもない。
 ただ一つ、この公子について解った事は、その子桓と言う名から彼こそが噂に名高い曹操の長子で在る、といった事だけ、とは言え。



「……興が醒めた。行くぞ、元譲。」



 男は傍らにずっと無言で立っていた男を呼んだ。呼びかけに頷いたその男は曹操とは違って大柄な、如何にも武官といった逞しい体つきをしていた。眼帯をしていて、残された方の眼で私を一瞥しただけで、すぐに不快そうに目を逸らした。
 ―――――あれが盲夏侯、曹操の一の腹心か。
 と私は思った。じっとその姿を追っていると、公子が拱手しているお陰で、腰を上げた曹操と目があった。興が殺げたにしては随分と憎々しげに私を見る事だと、此方も辟易した視線を返す。当然不快だったが、それも頭を上げた公子によって濃い青に直ぐに取って代わられた。



「父よ、お待ちを。一つお尋ねしたい。」

「……何だ。」



 公子の呼びかけに男は機嫌が悪そうな、低い声で応えた。そして億劫そうに公子を見下ろす。あまりの態度に、私の事で機嫌が悪くなっているのかと思ったが、どうやらそれだけでは無いらしいと感じた。公子に向ける視線は実の息子に向けるとは到底思えないほど冷え切っていたのだ。



「此の者を何処に配属されるお心算か?」



 公子が問うた。男の不機嫌さも相俟って、途端にまた空気が重くなる。皆一様に固唾を飲み応えを待っているのが、手に取るように判った。



「……追って通達する。
 だがそうだな……。魏も斯様な凡愚が蔓延って困っておる故、司馬懿に思う存分其奴らを正させてみようとは思うのだが―――――のぅ司馬懿?」



 年寄りは遠回しに言うのが好きなのだろうか、と感想を抱いた。要するに凡愚しか居らぬ閑職へ回すという事であろう。人に言わせれば、男に楯突いた以上当然と言えば当然、寧ろ命を奪われなかっただけで僥倖なのか。だが誰がそう言おうとも、やはり意に添うものでも当然無い。飼い殺して用いぬのならば放逐してくれれば良いに決まっている。
 『貴様の命など聞けぬ』と拒否してやろうか、と一瞬思った。だが傍に立つ青年の微妙な立場を慮って一旦考え直した。
 何故ならば今、曹家では後継者を巡って家中の論争が激しくなり始めていると聞く。と言うのも、曹操は以前に長子を戦で失って以来、確たる跡取りを決めかねているらしい。儒教思想をあまりよく思ってない事から、恐らく長子であるという事だけでは己の後継とはしないだろう。という事は能力の有る如何、側近の優秀さ如何だけではなく、何より家長である曹操の好き嫌いでさえも後継者争いの重要な決め手になってくる。
 ちらりと青年を仰ぎ見る。公子は其の年頃から見て、既に後継者候補の一人として確実に周囲の軋轢や争いに巻き込まれている筈だった。故に、一挙手一動足ですらも細心の注意を払い、周囲に、ひいては父親を失望させないように、そして愛されるように振舞わねばならないだろう。後継になるのと成らぬのでは天と地ほどの差があり、況してや天下の曹操の後継者であったならば尚更だ。更に付け加えるならば、彼が長子であるからこそ、万一後継にならなかった場合、彼の末路は悲惨な物になる。後継になった弟が、長子であるからというだけで後継になっても差し支えない好敵手をのうのうと生かしておく訳が無い。それは袁家然り、劉家然り。時には大国を滅ぼす程の脅威の種となるのだから。
 まさに彼にとっては、父の寵愛は死活問題と言える。
 ……にも関わらず、当の公子はその父親の不興を恐れずに自分を庇ってくれた。今、私が尚もあの男に噛み付いたら、それは公子を馬鹿にし面目を潰す事に他ならない。 彼の体面を考え、尚且つその気持ちに報いる為には素直に受けざるを得なかった。



「……。」

「……フン、精々役に立って見せるんだな。」



 少し横にずれ、何も見ぬ為に膝を付き、せめてもの抵抗に無言で深く深く頭を下げた。そうすれば床と公子の足以外には何も眼にする事はない上に、心にも無い忠誠を誓わなくても済む。それを察したらしい男は捨て台詞を残し、案の定見えないままでこの場から去っていった。



「……、」



 主君が退出してしまうと、広間からは重苦しい雰囲気は無くなろうとしていた。三々五々上座の方から人が去って行く気配と、下座からは開放感に無駄口を叩く声が聞こえてくる。ならばこれ以上礼を取る必要も無いと身を起こした。
 ……此で私は魏の臣下か。
 口中で呟けばその何とも言えぬ嫌悪感に吐き気を覚えた。少し離れた所で徐々に大きくなる中傷と嘲笑はそれを助長する。
 思わず拳をキツく握り締めた。己が生き方さえ儘ならぬ力の無い我が身が恨めしく、人を貶める事でしか生き残れぬあの凡愚共と同列にされた侮辱も拭い難かった。だが睨み付ける事しか出来ぬ今の状況では、一体何があの者達と違うのだと気付いてしまって足下が崩れ行く錯覚を覚えた。群れているか、私の様に一人かの差だけではないか。己の幼さと未熟さが悔しかった。せめて後幾ばくでも年を重ねていたら何かが違っていただろうかと埒も無い事を考えた。父と兄に失望されぬだけの、司馬家の名を穢さぬだけの。私が私らしく生きていくだけの、何かが。



「さっさと仕事に戻るが良い。
 ……耳障りだ。」



 間近で響いた声にはっとした。思わず声の主を仰ぎ見る。
 声の主はあの公子であった。彼は眉を顰め、口うるさい能無し共を冷たい眼差しで睨みつけていた。それは公子の整った容姿もあって、酷く冷たく恐ろしささえ感じられ、そのせいだろうか、下座からは音も立てられずにこそこそと人がいなくなっていく。



「……?」



 ふと不思議に思った。何故彼は未だ私の横にいるのだろうか。父親が退出したならば、父親と共にとまではいかなくとも誰にはばかるでもなく自由に退出しても構わない筈だ。先刻までの集まりは私を見せる……見せしめにする為だけのもの。単にそれだけで呼ばれていたとしたら、もう此処には何の用もないと言うのに何故。



「……、」



 思わずまじまじと見遣る。しかし不躾に見てしまっていたのを気付かれたのか、髪と同じく少しだけ色素の薄い瞳と視線がかち合ってしまった。慌てて俯こうとするものの、彼の視線に捕らわれてしまい、目が剃らせなくなってしまった。



「……お前は残れ。少し話がしたい。」



 驚きに声も出ない。だが漸く声を絞り出して、はい、と微かな諾いを返せば、公子は満足げに小さな笑みを浮かべた。何故かその笑みが心に残って、早く誰もいなくなってしまえば良いのに、と、その時の私は願っていた。










 終





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暗き冷檻、一条の蒼。後篇・ -
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 とうとうやってしまった、ちまい。(ちみっこ司馬懿、略してちまい。)
 去年辺りから蒼さんに「ちまい萌!」とか叫んでましたが、まさか書いちゃうとは自分でもびっくりです。加えて言うならば基本イッヒの蒼さんが、丕司馬のちまいに寛大な態度を示してくれたのにも青天の霹靂並にびっくり。
 頑張って増やしてこうね!私の為に!(死)

 あ、あとですね、ちまいは9歳です(在りえない……)。因みに丕は18歳。
 そして丕司馬で丕好きなくせに5作品目で漸く丕様が、気配でもなく仄めかしでもなく名前だけでもなく、『生身』(笑)で登場しております……。
 初出し丕がちまいってどうなのか……;

 20070603 海石